ブラックライトとは
ブラックライトは紫色光線をだす投光器ではありません!
ブラックライトは紫外線ライト(UVライト)ともいいますが、一般的に紫外線を放出する灯具のことを指します。
紫外線とは字のごとく「紫(波長)の外」で、目に見えない光線ですから紫色の光線ではありません。
同じく赤外線も本来は「赤(波長)の外」ですから赤色光線ではありません。
しかし我々がよく目にする紫外線ライトは紫色の光線を放出しています。本来の紫外線は無色なのですが、ブラックライトと称して販売されている多くの製品は、「紫の内」すなわち紫色の可視光線が大量に放出されています。灯具によってはほとんどが可視光線で肝心の紫外線がほとんど含まれていない灯具もあります。
機材の仕様書がないものや紫外線波長の記載がないもの、波長が380nm以上のものがほとんどです。これらはブラックライトというよりは紫色ライトというべきでしょう。
当社が販売する製品はピーク波長が365nmのもので、可視光線(紫色光線)をほとんど含みません。その為、周囲を紫色にしてしまい「興ざめ」するといったことはありません。また、有害紫外線と言われる紫外線B波も含まない為、健康被害の心配もありません。
個人的な使用ならともかく、公共施設、大型商業施設などで使用する際は、必ず使用するUVライトの仕様書のピーク波長、光線のスペクトルなどをお確かめください。仕様書がないものや、ピーク波長、光線のスペクトルなどの情報がないものは使用をお控えください。
従来型ブラックライトはすべてLEDに
水銀灯式はすでに製造中止、蛍光灯タイプは2020年めどにメーカーが製造中止に…
2005年に世界で最初に蓄光石の路面舗装が施工され、また著名施設として日本で最初にブラックライトが常設で屋外に使用された「神戸市摩耶山きらきら小径」の既設の水銀灯式ブラックライトは、2018年4月に弊社によってLED大型投光器に入れ替え工事を完了されました。すでに水銀灯式ブラックライトは製造過程において有害物質を排出する為、製造中止となっておりました。
また、蓄光石の常設施設として日本で最も有名な「梅田スカイビル空中庭園展望台」も2018年7月に蛍光灯式ブラックライトをLED蛍光灯型ブラックライトに入れ替える工事を終了しました。蛍光灯に関してはパナソニックなどすでに製造を中止しているメーカーもありますが、政府の方針も踏まえ2020年までにほとんどの大手メーカーが製造を中止する予定であり、 蛍光灯式ブラックライトもその中に含まれることになるでしょう。
そのような状況の中、全国のブラックライトを使用している施設、店舗においては今後、入替の時期となることが予想されますので、関係各位の皆様は早急にLED代替製品を準備をされることをご検討ください。その際には当社の推奨するナイトライドセミコンダクター社の各種LEDブラックライト製品をご利用されますよう御案内いたします。
同社のLEDブラックライトは紫色の可視光線が少なく無色に近い光線を放出します。波長でいえば365nm~375nm(ナノメーター)が中心です。蓄光石やほとんどの蛍光塗料、蓄光材がこの波長の紫外線に美しく反応します。演出用の照明として使用する際は、演出効果の点で紫光線が強く出る機材では周囲が紫色に染まってしまうので興ざめしてしまい、効果も半減してしまいます。さらに安全面では、これまでの機材では波長320nm以下の紫外線B波(有害紫外線とも言われる)が含まれているものも多くあり、皮膚がんや白内障を引き起こすなど人体に重大な影響あるとの指摘もされていましたが、同社の製品は紫外線B波がほとんど含まれていないことも実証されていますので安心してご使用いただけます。
UV-LEDフラッドライト の特長
- 安 全!
- ピーク波長が360nm~370nmで、これまでのブラックライトに含まれている有害な紫外線B波をほとんど含まないため人体に安全です。
- 安 心!
- 世界で初めて、LEDの紫外線ランプの量産を実現した世界のトップメーカー、「ナイトライトセミコンダクター」の国産高効率紫外線LEDチップを採用した安心の灯具です。
- 高効率!
- 従来のブラックライトと比較し、圧倒的に広範囲の照射を実現した、高効率の灯具です。
- 長寿命!
- 約20000時間という、これまでのブラックライトの5~10倍の長寿命を実現!
- 防水性!
- IP65の防水防塵性の為、過酷な屋外でも使用可能です。
- 強 靭!
- アルミダイキャスト性でとても強靭なボディーです。また塩害に強く、沿岸地域での設置も可能です。
ブラックライトの演出利用~ブラックライトアート ~
ブラックライトアートとは、特殊な蛍光塗料を使って描く作画方法によるアートです。
特にエアーブラシによる作画方法が多く、ホテル、商業施設、アミューズメント施設などいろいろな場所で採用されています。
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特殊蛍光塗料の企業も国内外に数社ありますが、世界で最も技術的に優れている企業が、日本の「シンロイヒ」社であります。
同社の「ルミライトカラー」は、特殊蛍光塗料の中でもその色の美しさ、耐久性などあらゆる点で他の追随を許しません。
この塗料を使って作画する場合は、その特殊性を十分理解し、その特長を最大限に発揮できる、経験を持ったアーティストが適しています。
作画内容は様々ですが、代表的なものは、深海の様子や宇宙空間です。
特に深海では、いるかなど丸みをおびた描写はエアーブラシによる特殊塗料の持ち味が生かされブラックライトで立体的に見えるように描かれます。
またサンゴ礁などの赤や熱帯魚の黄色なども、シンロイヒ社の塗料が大変鮮やかです。
宇宙空間の場合では、惑星の球体の表現なども、エアーブラシ画法によるブラックライトアートの特性を最大限生かした、題材です。
同社の塗料成分の特性は、耐水性、耐光性が高いことです。
その為屋外の使用にも5年以上演出効果が維持されています。
また、毒性がない点で、プールの底への作画なども行われています。
ブラックライトの演出利用~蓄光石 ~
紫外線を吸収し、それを輝きのエネルギーとして放出する不思議な石・・・
「蓄光石」と呼ばれるものは、正確には「蓄光発光セラミックス」と呼ばれる、人工のセラミック製骨材です。
開発した会社は、伊藤忠セラテック株式会社で、蓄光材(根本特殊化学製)をセラミックに練りこむ技術で、国際特許を取得しています。
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現在はこの製品を、山磯株式会社が生産を行っています。
この製品が世界で初めて、土木建設資材、すなわち道路舗装用骨材として使用されたのが、兵庫県神戸市の摩耶山の山頂の公園にある「キラキラ小径」です。
近年、CANONコマーシャルで再び話題となりました。
さらに蓄光石が、広く国内、海外で知られるようになったきっかけが大阪市内中心部にある著名ビル、梅田スカイビルの屋上にある、空中庭園展望台に設置された「ルミスカイウォーク」です。
この空中庭園展望台は、ルミスカイウォークができるまで年間40万人の入場者数でしたが、施工完成後は、年間70万人が訪れる大阪でも最も人気の高い夜の散策コースとして知られています。
同所は、ほとんどの外国人用ガイドブックに記載されているため、ウィークデーも多くの外国人観光客でにぎわっています。
この蓄光石を建築、土木資材として使用し、景観、エクステリアなど幅広く施工に利用しようと、開発当初からメーカーと一体となって施工方法や利用方法を開発してきたのがイルミネーション工房(有)ライフクリエーションです。
ブラックライトの効果的な演出条件
ブラックライトの演出効果は、下記の条件が複合的に重なり合った視覚的な結果です。
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- 1.演出場所の照度
- より暗いほど、ブラックライトは効果的です。
演出場所を選ぶときは、できるだけ暗い場所を選んでください。
また演出場所をより暗くする工夫を行って下さい。
照度計を用いて、演出場所の照度を測定する場合、4~5Lx以下が目安となります。
屋外の場合はできる限り暗い場所を選ぶか、またはその場所を暗くするための工夫(たとえば街路灯を暗くするなど)が必要です。
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- 2.演出場所周辺の光環境
- 視界に入ってくる強い輝きがないほうが、蓄光石の輝きを美しく感じます。
具体的には、街路灯、店明り、ヘッドライト、家屋の明り、夜景イルミネーション、ネオンサインなどが視角に入らないことが理想です。
3等星の輝きも周囲が真っ暗であればよく見えますが、近くに1等星や月があれば見えなくなるのと同じ原理です。
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- 3.ブラックライトの紫外線強度と波長
- 1,2の条件が整っている場合、紫外線強度5μw/c㎡くらいでも十分輝いて見えます。
しかし、照度5~6Lx位になると20μw/c㎡以上の紫外線強度でも十分な演出効果が出ません。
またブラックライトの紫外線波長は365nm~385nm位が適正で、最も蓄光石を美しく輝かせます。
365nm以下になると、光出力が極端に低くなります。
可視光がほとんど見られず、その面での演出効果は優れていますが、肝心の輝かせる出力が不足します。
一方385nm以上の波長は、可視光(紫色)が強すぎるため、演出効果を妨げてしまいます。
「LEDスクエアーUV」は紫外線強度、優れた防水性と耐久性、安全安心の紫外線波長と、どの点を見ても他の製品を圧倒する性能を誇っております。 特に近年、公共の場所でブラックライトを使用する場合、人体への紫外線の影響を懸念される施工主がほとんどであります。
当社の製品は、すべて、世界最高の品質と販売実績のLED紫外線ランプ専門メーカー「ナイトライドセミコンダクター」の日本国内工場で生産されたものを使用して、日本国内の当社OEM工場で生産しております。
LEDランプのトレーサビリティ(工場出荷からの履歴)はすべて証明されており、健康への被害などに関する心配やクレームなどはまったく発生いたししません。